4両のみに採用されていた幻のデザインが復活です。東京・江東区の亀戸駅と墨田区の曳舟駅を結ぶ東武亀戸線で、昭和30年代に試験的に使われた色に車体を塗り替えた列車の出発式が行われました。
東武線亀戸駅に現れたのは、緑色の車体に白いラインが入った車両です。このデザインは、それまで茶色系で統一されていた通勤列車の新たな色を選ぶ際に、試験塗装として4両だけに塗られたものです。出発式には地元の幼稚園児も招待されました。子どもたちは「すごかった」「家族で乗りたい」などと話していました。
この色で運行されたのは1958年からわずか1年ほどのことです。東武鉄道では亀戸線の魅力である「懐かしさ」や「下町情緒」を再発見してもらおうと、今回、幻のデザインを復活させました。
亀戸線では同じ時期に正式採用されたオレンジに黄色のラインが入った車両も2016年から運行していて、今のデザインとはちょっと変わった、懐かしい色使いの列車たちの活躍を楽しむことができます。
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